結っ小屋(どんぐりハウス)

“どんぐりハウス”から“泊地区公民館”へ

2011年4月29日、本プロジェクトの学生らが設計・準備してきた“どんぐりハウス”は大船渡市三陸町越喜来泊地区にて建設が開始されました。同5月7日の完成に至るまでには、住民の方の協力があり、その共同作業によって学生と住民の絆が生まれました。このときどんぐりハウスは「泊地区公民館」と名付けられ、その後約3年間この場所で地区のコミュニティを支え続けました。

“泊地区公民館”から“結っ小屋”へ

2014年5月、泊地区公民館は土地の借地契約の都合上、一時的に解体されました。移転地は現地住民、プロジェクトメンバー、そして共同で同地区を支援している“NPO法人 アーバンデザイン研究体(以下UDM)”で吟味され、津波跡地と越喜来(オキライ)湾が見渡せる傾斜地に決定しました。翌2015年2月に再建、同年4月に完成式を行い、“泊地区公民館”は“結っ小屋”へと名前を変えました。この名前は、人と人を結ぶ出会いの場となることを願うとともに、語尾に「っこ」とつけるこの地方の方言を練りこんだものです。